2019.09.09 Monday

宝島社新書「データで読み解く「生涯独身」社会」(2019年8月発行)

書店で平積み本をふらふらと見ていた時に、目に入って思わず買った本です。私自身、晩婚(「婚活」という言葉が出だす直前くらいの結婚)なので、こういったテーマの本は気になります。
ちなみに私は30歳半ば(後半にさしかかり)で結婚しましたが、私が結婚した後で交友のある人で結婚したのは1人だけです…。やはり、30歳代後半にもなると、結婚が難しいと思っています。

とは言うものの、私は「世間体とか何とか、いろいろと無理をしてまで結婚をする必要はない」と思っているし、夫の両親を見ていても「いろいろ我慢しすぎてお互いにストレスを感じているくらいなら、離婚してお互いの人生を大事に過ごした方が良い」と思っています。(生活のために(金銭面での自立が難しいからと言って)結婚を続けていたとしても、それでストレスをためすぎた結果、認知症にかかってしまうのは、あまりにも残念すぎると思います。)

この本では、結婚しない理由は、端的に言うと「お金がない」というものではないのではないかと示しています。この裏付けのため、あれこれデータを出していますが、似たようなデータで私は途中でデータを読むのが面倒になりました。(著者さん、すみません。)

この本を読んで、私が実感したのは「親の価値観が子どもの結婚に影響を与える」という内容です。
私自身、職業柄、公的年金のことは詳しいので「自分たちの老後は、親世代と同じような生き方はできない」ということが本当に分かっているし、親世代の生活についてもあまり参考にできるとは思っていません(生き方とか、心の持ちようは、見聞きしていて参考になるとは思いますが)。

著者は、第4章で「"毒親"が未婚化を加速させる」という内容を書いていますが、親の人生ではなく自分の人生を生きることが、本当に自分の人生を生きるということになるのではないかと、この本を読んでつくづく感じました。
なお、章ごとに名言が書いてあるのですが、私は第4章(P214)の「あなたが育った家庭は、あなたが持つことになる家庭ほどには大切ではありません。(リング・ラードナー)」に一番納得しました。